茶目っ気を出しながら、すでに次の出し物に取りかかっている。

「次!マイティダクス!」

指示にこたえ、団員が単発式のボウガンを次々とほうりなげる。ウィノナはそれを受けとめては矢をはなち、べつの団員が投げる的代わりのリンゴを打ち抜いていく。撃ち投かれたリンゴはねらったkのように観客たちの手へ収まっていた。

「プレゼントでーす」

リンゴを受け取った観客たちに投げキスして、ウィノナはべつの出し物の準備を開始する。

数名の失神者を出しながら、兵士たちを凌駕するほどの弓術が次々と披露され、舞台の終演まぎわには、黒山の人だかりができあがっていた。